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歩きはじめた赤ちゃんと犬猫たちと奥さんとの素敵な日々!


by papanatti
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『家族なのに…』という絵本のこと

数日まえ、ウチのサイトのファンの方から掲示板に書き込みがあり、
それがすごい反響を呼んでいる。
「子どもに本当に読ませたい絵本」というその書き込みは、
いまヤフーブログで評判になっている電子絵本
『家族なのに…』というタイトルの作品についてだった。
作者は〈なまこ〉さん。
さっそく見てみると、飼い主の勝手な都合で捨てられた犬の話だった。

ペットブームのかげで、毎日たくさんの生き物が捨てられたり
見殺しにされたりしている状況がある。
この絵本は、それに対して正面から道徳を説くのではなく、
飼われた犬の気持ちをうまく表現することによって
ああ、ペットってこういう生き物だよな、
こんな残酷なことをされても、けっして飼い主を恨まない
けなげな家族なんだ…と、読む人の心に訴えてくる。

つい最近も、この近所で「???」と思う話を聞いた。
ここらではちょっと知られた食べ物屋があって、
そこの幼い娘が生後数ヵ月のシーズーを買ってもらった。
飼って1週間ほどたったころ、別の犬が欲しくなってしまい、
シーズーはもういらないと言ったらしい。

親はそこでシーズーを手放したいと思い、近所の不動産屋に
里親探しを頼んだという。
不動産屋はその子を預り、いろんな人に声をかけたのだろう、
私たちがよく会う横丁のおばさん(ビーグルを飼っている)から、
私にまで「もらってくれないか」という話がもちかけられた。

そんなに気軽に生き物をやりとりしていいのか?
もちろんもとの飼い主のところには、いないほうがいいのかも
しれないが、それにしても…

私たちなりに、犬を飼えそうな人を探しはじめた矢先、
不動産屋のお姉さんが、自分で引き取ることにしたという。
これで一件落着したかに見えるが、
その食べ物屋の娘に、新しいペットを与えてはいけないのでは?
という気持ちをぬぐえない。

ともかく、この絵本はまずその子に読ませてやりたい、と思う。
by papanatti | 2005-09-21 04:59 | ペット