歩きはじめた赤ちゃんと犬猫たちと奥さんとの素敵な日々!


by papanatti
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久世光彦さん

2日に亡くなった久世さんの葬儀がきょう行なわれた。
私よりひと廻り上の70歳。かなり突然の死だったらしい。
葬儀を映すテレビで久しぶりに森繁久弥の姿を見た。この人は92歳。
杖をつき、両脇を支えられながらも、自分でなんとか歩行していた。
故人への想いもあるだろうが、「俺は生きてるぞ」という
世間へのアピールもあったにちがいない。

久世さんとは、彼が最初の本『昭和幻燈館』を晶文社から出したときの
担当編集者として会ったのが最初だった。
打ち合わせはいつも「赤プリ」こと赤坂プリンスホテルのバーだった。
薄暗いボックス席で、雑誌連載の記事の取捨選択、原稿整理、校正、
そして書名決定まで、けっこうひんぱんにお会いした。

本が完成した時、お礼にと、ロンドンみやげの洒落たセーターを
いただいた。
久世さん自身、おしゃれだったが、派手というのではなかった。
オーソドックスでシックなダンディを狙っていたのだろう。

最後にお話ししたのは3年前、坂川さんの『遠別少年』を出版した時だ。
本を読んでいただこうとお送りし、数日後に電話をした。
「あー久しぶり。本、届いてるよ。なかなかいい装丁だね。
ゆっくり読ませてもらうよ」
と言ってくれたが、その後、感想を聞きそびれたままだった。
まだまだ現役で活躍されると思っていたが、あっけなかった。

樹木希林さんがテレビの取材で
「(こんなにすばやく亡くなったのは)うらやましい。
『どうだ、うまくやったろう』って、電話がかかってくるんじゃないかしら」
とコメントしていたのが印象に残った。
ご冥福をお祈りします。
by papanatti | 2006-03-07 23:54 | 映画演劇

矢野さん

またもや、「リトル・ドッグ・プレスわんにゃん」(第37号)からの転載です。
  
             ****************

  矢野顕子さんが、3月発売のニューアルバムのプロモーションのために
  2月中、帰国されていました。
  きのう放映されたNHKの「音楽夢くらぶ」に出演していました。
  司会は中村雅俊、共演は森山良子で、矢野さんのピアノに合わせて
  2人の歌をたくさん聴かせてくれました。
  
  デュエットはどの曲も、とてもきれいなハーモニーをかもし出し、
  さすがでした。

  合間のおしゃべりで、矢野さんが
  「わたしは『のべつ幕なし』っていう言葉を、ずっと『のべつクマなし』だと
  思っていて、家でいつもそう言っていたんですが、あるとき娘の美雨が、
  『それ、<のべつ幕なし>でしょ』と言ったのね。
  『ん? …世間ではそうかもしれないけど、うちでは<のべつクマなし>
  でいいの!』って」
  と言うので、みんな大笑い。

  こういう軽い言い間違い、誰にでもありますよね。
  気がついていないけど、人が聞いたらクスッと笑ってしまうような。
  それと、自分の家でしか通用しない言葉を発したとき、
  「何それ?」と聞かれて初めて、それが地域限定というより世帯限定の
  言葉なのだと気がつくこともありますね。

  考えてみれば、言葉も通貨みたいなものですから、意味が通れば
  何だっていいはずです。
  だから、矢野さんが言ったように、「うちではコレでいいの!」というのは
  まったく正しい主張だと思います。
  
  それに「のべつ幕なし」って、
  「幕が上がりっぱなし=終わりがない=ひっきりなし」の意味だろうから、
  「のべつクマなし」っていうのは
  「熊がこない=いつも安全=ずうっと続く」というイメージで、
  なかなかカワイイじゃありませんか。

  で、矢野さんの特集記事が、もうすぐ青森の地方紙「東奥日報」に
  出るのですが、そこで『しょうぼうていハーヴィ ニューヨークをまもる』
  紹介される予定です。
  青森は、矢野さんの実家があるところ。どんな記事になるのか楽しみです。
by papanatti | 2006-03-07 10:57 | 出版社